講座レポート of 東京海洋大学 フィッシング・カレッジ

東京海洋大学 フィッシング・カレッジ

釣りを通じて海や魚、水辺環境に親しみましょう


2011年12月12日(月) ワカサギの科学


講師・工藤貴文(東京海洋大学・海洋科学部海洋政策文化学科准教授)
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対象魚の生態や、その周辺要素、歴史を知ることは非常に大切です。また釣りをしない人でも、図鑑や水族館で、あるいは魚屋でその魚を見ることだけにとどまらず、その魚がどんな魚なのか知ることが、文化というものでしょう。
 冬の旬といえばワカサギ、本学のワカサギ博士、工藤先生にワカサギの話をしていただきました。毎年冬になると聞きたくなるお話しです。
 過去にも講演していただいていますが、「何度聞いても興味深く、面白い」と毎回いらしていただいている方からも絶賛いただきました。

その内容は

熱いぞ、ワカサギ釣り!
ワカサギの生態
なぜワカサギ釣りができるのか?
ワカサギ釣りの成り立ち
漁業と増殖効果
人とワカサギと水の関係

でした。

今回興味深かったことは、ワカサギ釣りの裏側には、自然繁殖ではなく、人の手がかなり加わっていること。つまり人が管理しなければ、ワカサギ釣りが成り立たないということです。
 また各地に移植されたワカサギはその場所でいい人生(魚生?)を送っているとは限りません。時に、水質悪化の原因として悪者にされてしまうことがあるそうで、しかしそれはワカサギのせいではなく、元の水を汚している人のせいなのだというお話でした。

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 移植されたアメリカではワカサギはなんとかスメルトという名前ではなく、WAKASAGIとそのまま呼ばれています。ニジマスのエサ(餌料生物)として放流されたそうです。ワカサギを放流したために現地のデルタスメルトというワカサギの仲間が少なくなったそうですが、悪いのはワカサギではなく、放流した人たちですね。

多くの湖にとってワカサギは外来生物です。外来、というと外国からというイメージが強く、外来生物法で指摘される外来生物とは、海外から移入されたもともと日本にいなかった生物ということになっていますが、国内でもそのエリアにとって、在来種としていなかった魚が移植された場合は外来魚なのです。
 たとえば箱根の芦ノ湖、ここの在来種はウグイだけでした。
 今では卵を自家種苗生産している芦ノ湖を筆頭に、ワカサギが放流されている諏訪湖、河口湖、山中湖、十和田湖そのほか多くの湖でワカサギは外来魚です。その外来魚を釣りや漁業として利用する人の扱い方によってその魚の立場も変わってしまいますね。

などなど書けばいつも長くなってしまうレポートですが、そのほかの内容は聴講に来ていただいた方の特権といたしましょう。

なお、工藤先生の計らいで、当日配られた資料を配布できます。次回の講座に早めにいらっしゃっていただいた方に差し上げます。10部あります。



早いもので今年のフィッシングカレッジは今回で終了です。

次回は2012年2月6日(月)です。

皆様よいお年をお迎えください。来年またお会いしましょう。

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2011年11月14日(月) さかなのさばき方

東京海洋大学フィッシング・カレッジ初の、実践「魚のさばき方教室」の講師は、小田原の創業100年・魚國三代目の古川孝昭さんでした。

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当日の朝、小田原漁港に上がった取れたてのマアジとイナダ(小型ブリ)を用意していただきました。
参加者は事前申し込みをいただいた20名余。
場所は高田馬場にあるクラーク記念国際高校(三浦雄一郎校長)の東京キャンパス・キッチン室を提供していただきました。
IMG_0686.jpgクラーク高校の先生も魚を見て感激。そして古川さんとパチリ。

もちろんクラーク高校からも男子生徒3名がエプロン姿で参加、古川さんの指導の下、最初はなれなかったのですが次第に上達して行きました。今度は自分の釣った魚をうまくさばいてくれることでしょう。
 調理のコツ、葉包丁の持ち方、角度です。高価な包丁でなくても十分にさばけるのだということを証明してくれました。
 古川さんは、ご自身でもお店で月に一回、教室を行っています。
今回参加できなかった方はぜひともお出かけください。
魚國のホームページはこちら

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IMG_0703.jpgクラーク高校の加賀クン、吉川クン、そして稲クン。古川さんを囲んで、、、。

2011年11月6日(日) 釣りの科学

釣りの科学「あなたが狙っている1尾に夢とロマンが詰まっている。
というタイトルで、魚タレントの安西真美さんと、奥山文弥が講義を行いました。
場所は川越水上公園。
日本釣り振興会の埼玉県支部が主催する「みんなで遊ぼう・フィッシング祭りin川越」の特設ステージでの講演でした。
魚と人とのつながりは
食べる、釣る、飼う、見る  などがありますが、それだけではもったいないです。1尾の魚の背景にある生態、歴史などを学べばきっと自然科学の第一歩を踏み出すことができることでしょう。
という話をしました。


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こちらもご参照ください。

2011年10月3日(月) ニジマスの経済効果

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 今までこんな講義はなかったかもしれません。ニジマス養殖に関わる大崎浩樹さんが、現場からの叫びを赤裸々に語ってくれました。
彼が経営する「大崎つりぼり」には年間に大勢のお客さんが訪れます。その大半が、エサ釣りや魚のつかみ取りです。
ルアーやフライの釣りに慣れた私たちとは違う「釣り」の世界がそこにあり、技術やプロセスうんぬんではなく、「釣れる」楽しさのみを求めてくる人が多いのだと。
 さてニジマスのつりぼりの歴史はニジマス養殖業の歴史のようなもので、戦後は輸出も盛んで国内生産量も多かったそうです。
しかしドルショック以降、輸出は下降線をたどり、国内需要に合わせて業務をするしかなかったのですが、養殖という魚類生産は第1次産業、つりぼりは第3次産業、要するにサービス業です。
サービスとは何か? この変化についていけないと、生産者は利益確保に苦しむわけです。
黙ってて売れる時代は終わりました。生産者もアイディアを駆使して営業活動をしないと苦しい時代に突入しました。
大崎さんがどんな努力をしたか?どうやって年間12万人ものお客様を呼び寄せているのかを熱く、熱く語ってくれました。
 今回の講義で、水産業が未来に向かって取り組むべきことを学んだ気がします。

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2011年9月5日(月) 海を学ぶ 

 今回も大勢の方々にご訪学いただきましてありがとうございました。
 忘れもしない3月11日(金)、東日本大震災のあった日です。今回の講師、佐々木剛先生の家は岩手県の大槌町にありました。
 先生は、11日深夜、軽自動車で岩手に向けて出発。家族のもとへと走りました。
 21時間かけ、12日夜9時に大槌町に到着。家は流されていたそうです。翌13日から避難所を探しまわり、そして午後3時家族と対面。盛岡へと移動したそうです。

震災では、被災者を応援して下さった方々の温かい励まし、あるいは行政の歯がゆい対応など、人間性を垣間見ることも多くあったそうです。
 皆さんは個人的にはどんな支援をしていらっしゃいますか?



佐々木先生のテーマは「海を学ぶ、水圏環境リテラシー」です。

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水辺を学ぶ機会がなくなった無くなって来ていること、水辺を学ばないと人の生活がそうなるか、などなどお話いただきました。

世界中での学力水準No1のフィンランドでは、ナショナルフィッシングデーと言う日があり、小学生が学校をあげて釣りをするそうです。
そんな話を混ぜながら、たんに水辺を学ぶのではなく、理解し、そしてそれを人に伝えることが大切だとおはなしいただきました。

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また佐々木先生の研究室の学生で、会社を止めて海洋大生になったおん歳ン際の4年生三輪広さんが、釣りを通じた水圏環境教育プログラム野開発と言うことで紹介していただいたのが、オモリに使用されている鉛の毒性についてでした。

 鉛のオモリが釣り船1あたり年間1,6トンも根掛かりで水中に放置されていることを踏まえ、鉛害についての話は興味深々でした。
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若いころ、散々カミツブシおもりを歯で噛んで潰していた。と言うことはそれだけ、鉛をなめていたということであり、今物忘れが激しいのは、年のせいだけではなく、鉛害も関与しているのではないかと落ちも、笑えないお話でした。

 前座では、本当に釣りガールは流行っているのかという話をいつものように奥山がさせていただきました。
 また自然災害については、行政やマスコミ情報だけでなく、いつ、自分に降りかかって来ても大丈夫なように備えましょうということも、前回に引き続きさせていただきました。

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佐々木先生(中央)と三輪さん。三輪さん真中へどうぞと言ったら、「真中は早死にするから」と遠慮するところも年の効か?(失礼)

次回は10月3日です。






2011年8月1日(月) 命のつながり

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 今回の講義は、初の女性講師です。下重喜代さんは、サステナブルアカデミージャパンの代表で、美しい多摩川フォーラムの運営委員でもあります。
 内容は生態系や生物多様性と人間のつながりでした。話は水のサイクルから始まり、森が海を豊かにする話、そして生態系を乱せばいつか必ず人間にしっぺ返しが来るという意味深なお話も。
水辺夏02.jpg水辺の夏のいきもの(絵/大田黒摩利)
 自然の生態系の物質は減ることもなく増えることもなく、姿や形を変えながら循環しているのですと。私たちに人間も、自然の循環の一部にすぎないのです
 この循環のエネルギーとなっているのが太陽です。太陽光を浴びて初めて植物は光合成ができるのです。
 ちなみに風力も波力も、元をたどると太陽の熱や、引力によって持続可能なエネルギーなのです。

 今、絶滅したトキを繁殖させようと国が莫大な予算を取って努力していますが、繁殖できる環境がなくなったので絶命した生物を、環境を元に戻さないでよそから持ってきても、、、、。考えさせられるお話でした。
 女性ならではの柔らかく、そして現実性を感じさせられる重みのある講義になりました。


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 第一部は長い前座になりましたが奥山が、多摩川に住む魚類と、環境についてお話しました。羽村の堰で70%の水を奪われ、生活排水でまたもとの流れに戻る不思議な多摩川の生態。そして元の水の上流域よりも、下流域のほうが魚が繁殖しているという奇妙な生態についてお話しました。

 またこの日、参加者の方の一人が広島の原爆記念日に奉納する千羽鶴折りをされていて、みなさんに協力を呼び掛け、多数の鶴が折られました。ご協力ありがとうございます。

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2011年7月11日(月) 人の心を癒す魚も飼育のススメ

20110711TFC 092.jpgおなじみ岡本先生(左)と、田畑先生
今日の講義は縁日風の和やかな講義でした。
第一部では岡本信明先生が金魚の話をしてくれました。
岡本先生と言えば金魚博士として名だたる方です。フィッシングカレッジのパンフレットにも金魚の著書を掲げて登場していらっしゃいます。
 小学校の頃、自分が金魚にハマって飼育を開始し、大学で魚を勉強しようと、海洋大の前身である東京水産大学に入学したこと。そのまま研究者になってしまったこと。と言う一人の男の生きざまの紹介から(最近、このパターンが多いのですが)、金魚飼育は、魚を食べるというほど日本人になくてはならないことなので、専門家よりも、金魚すくいで初めて出会って飼い始めるという人が増えてほしい、と言うことでした。
 また最先端の飼育用品がかえって飼育から人を遠ざけているのではないかと、、、。そしていきなり質問コーナーになり、みなさん普段の疑問をぶつけていました。
 金魚が食えるか?金魚のおしっこはどんな味?


岡本先生の話は過去の講座のレポート、あるいは出版されている「サバがマグロを産む日」も参照してください。
20110711TFC 010.jpg魚もペットとして人にこび個尾してくるようになると可愛いね。でも、エサ欲しさだから子k炉が通うと言う訳ではないんだな。ちょっと悲しいけど。

第2部はテトラジャパン株式会社の田畑信利さんの講義です。
20110711TFC 002.jpg今回持ってきていただいた、テトラ商品。水槽はやっぱり癒されます。エサや水質安定剤などは、ジャンケンポンで参加者に配られました。
テトラと言えば、熱帯魚や金魚のエサ、「テトラミン」が有名です。また水槽の外に取り付けられる、外部濾過機、「ATシリーズ」は多くの水槽ビギナーに使われています。
 その田畑さんが強烈な一言を言ってくれましたが、「最高の濾過機は魚です。」と。魚がエサを食べて分解し、その排出物がバクテリアを育て、水槽内の水を安定させていると。
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20110711TFC 039.jpg最新の飼育機器を扱っているメーカーの技術陣が講義をしてくれたのは初めてでした。みなさんは興味津津でした。

 テトラ社の製品紹介をしながら、なぜこの用品が必要なのか??などを詳しく説明してくれました。
 そしてマニアックな飼育器具ではなく、簡単なセットから飼育を始めるのが望ましいと。
 魚はやっぱりキンギョからがいいのかな。
結構気になったのは、水道管の内側に塗ってある錆防止剤から出る微量な重金属が魚のエラを傷つけるというお話でした。それを中和するのがテトラアクアセイフ。塩素を取り除くだけではダメなのかと思いました。
 田畑さんは「アクアリウムの世界はリラクゼーション」といいます。
 魚を見ているだけで癒されるんです。いい言葉ですね。
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20110711TFC 008.jpg岡本先生の研究室の富澤君が今年はリュウキンの稚魚を持ってきてくれました。

講義終了後、今年も冨澤君の金魚を配ってもらいました
20110711TFC 057.jpg会場が縁日に早変わり。

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家まで持つようにしっかりと酸素を注入してくれました。

20110711TFC 090.jpg岡本先生は、著書の販売で、サイン会、質問攻めでした。



2011年6月13日(月) サバがマグロを産む日

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講師は海洋科学部海洋資源生物学科の准教授
吉崎悟朗先生です。
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フィッシングカレッジの本、としても名高い「サバがマグロを産む日」の巻頭に執筆しているのが吉崎先生ですが、なぜサバにマグロを産ませなければいけないのかと言う必要性、そしてそこに至るまでの過程をお話いただきました。

「サバがマグロを産まなくてもだれも困らないですね。」という冒頭の話には驚きましたね。

日本人が大好きなマグロ、このまま獲り過ぎて、食べすぎたらどうなってしまうのでしょうか?
先のワシントン条約会議で大西洋クロマグロの捕獲を禁止しようという条例は却下されホットしましたが、それほど、私たちはマグロを食べているのです。

 私たちの知らないところで専門家や漁師たちは、養殖や、畜養をして大きく育ててから出荷しているのですが、親魚を飼う場合、100kg以上もあるわけですから巨大な飼育施設が必要です。

 その親魚をサバが代わりにやってくれたら、採卵や飼育が何と楽なことでしょう。
そのプロセスは吉崎先生のホームページをご覧ください。

大海をおよび、ぶつかる、と言うことを経験したことのない魚たちを水槽に入れて飼うのです。どうなるんでしょうね?


動画で見せていただいた陸上水槽で泳ぐ1mほどのデカマグロの姿は圧巻でした。

今回吉崎先生が訴えたかったことは、この研究も13年やってやっとここまで来たということ。

1年間やって失敗が分かったときの悔しさ。ニジマスの始原生殖細胞がヤマメの生殖器の中でニジマスとして育ったことが分かった時に、研究員の学生と男同士で抱き合って喜んだこと。
目標に向かって努力をしないと達成感もないということです。
与えられたものを「ハイそうですか。」と行い、「ハイ出来ました。」では何も残らないんじゃないのって。
IMG_3434.jpgこれもダメだったかと失敗の繰り返しだったそうで、、、。

 寒い時期に親魚となるサバを採取(サンプリング)しなくてはならないとき、寒いからなかなか釣れないのですが、それをなんとかして確保するだけの根性と粘りがなければ大義を達成できないそうです。
研究室の中だけで研究は出来ないのだと。

 現在先生はこの技術を使って、人間が生活環境を変えたために絶滅危惧に陥っている魚類を救いたいとのことです。

 それはジュラシックパークのようにも聞こえますがそうではありません。今、絶滅しそうな魚は、彼らが生きていける環境を再生しなければ、蘇らせて放流しても、再び繁殖することが出来ないだろうと。

 北米アイダホ州のレッドフィッシュレイクのベニザケは、標高2000m、河口からの距離1500kmという長距離ランナーであり、クライマーでもありますが、2006年にはわずか3尾しか帰って来ていないという状況です。このサケを救いたいと電話が掛かって来て、「まだ先が見えない研究だけど。」と答えたら、「1%でも可能性があるなら、それにかけてみたい。」いう現地の研究者の熱意で渡米し、協力しているそうです。
 またサケが上りやすいように、一度作ったダムを壊している場所もあるそうで、日本では絶対に考えられないことだと言ってました。
IMG_3453.jpgレッドフィッシュレイクのベニザケ。

 何をやるにも熱い吉崎先生ですが、趣味は釣り、息抜きには何と、GTと呼ばれる巨大魚(和名ロウニンアジ)を釣理に行くそうで、100gほどのポッパーをぶん投げるのが好きだとか、、。その他キハダ、やクロマグロを釣っているそうです。
 もともとはサケマス魚類が好きだったそうですが、学生時代に海に出て、マグロが船の周りをビュンビュン泳いでいるのを見て、震えたそうです。
 釣りはこの年になって、震えるほど感動を与えてくれるといいます。
その点研究と釣りは似ていて、苦労や失敗を重ねて、経験として積み上げていくものだということでした。1尾も魚はバラさずして上達する人はいませんよね。

皆さんは震えるほどの感動を経験したことがありますか?


少年時代の釣り師悟朗さんの話も聞きたかったのですが、あっという間に時間が過ぎてしまいました。
釣り好き、魚好き少年が、魚類学を学び、人類の食を支える研究者になったというプロセスもぜひ聞いてみたいものです。
 次回の吉崎先生の講演は未定ですが、今度はそちらの話を中心にお願いしましょうね。
IMG_3464.jpgみなさん熱心に聞き入ってました。情熱が伝わってきました。

IMG_3475.jpg吉崎先生は学生時代に、その頃旅行業をしていた私のアテンドでポナペにGT釣りに行ったことがあります。


2011年5月16日(月) 釣りエサの科学

講師は世界の釣りエサのトップメーカー、マルキユー株式会社の企画部次長、長岡寛さんです。


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長岡さんの講演はこれで3回目となりますが、毎回パワーアップしての内容ですから毎回が楽しみです。
と言うのも、魚を釣るためのエサの研究が日進月歩しているからです。
生エサを使って釣る場合、例えばミミズで釣るなら、ミミズだけあればなぜミミズなのか?などと考えなくてもいいのですが、ネリエサや配合餌、あるいは加工エサ(オキアミやイクラなど)、そして最近注目されているバイオエサを使う場合、その成分によって魚の釣れ具合がまちまちです
IMG_3125.jpg最新テクノロジーで作られた人口のイソメ「パワーイソメ」子のれを使えば気持ちワルイ~と言っていた人も大丈夫。
 そこでマルキユーの研究室では、魚が好む成分、必要とする成分を研究してエサの中に仕込んでいるわけです。企業秘密もあるみたいですが、基本的には安全なものを製造しています。つまり釣った魚はもちろん、釣られなかった魚も、海や川でそのエサを食べるわけで、間接的に環境や、または私たちに直接危険があってはならないと言う、自然に優しいエサ作りをモットーとしています。
 もちろん食用ではありませんが、マルキユーの社長が、自社製品が安全だと、食べて見せたことをあるほどだそうです。
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さて今回の講義では魚の好む成分の発表だけでなく、寄せエサの撒き方や使い方で魚の反応が変わると言う釣り師にとっては非常に重要な話を聞かせてくれました。
 長岡さんは特にクロダイに精通していて、幻と言われる50cm級は1000人に1尾の割合でしか釣れないそうですが、それを戦略的に釣り方法を確立し、女性アングラーにも手ほどきをして釣ってしまっている事実にも会場は驚きとため息が隠せませんでした。
IMG_0029.jpg53cmという見事なクロダイを釣りあげた女性アングラー。長岡さんのガイドの賜です。

本日の講義で説明したエサの有効な使い方は、5月22日の釣行会でそれを実証してくれるそうです。楽しみですね。

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2011年3月7日(月) 日本の釣りマナーとルール

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本来は2月の講演予定だったのですが講師の都合で2月と3月を入れ替えて講座を行いました。

水産庁釣人専門官の山崎雄一郎さんの講演です。

遊びで行う釣りは遊漁と言われていますが、その場所は漁業者と同じです。そこで両者のトラブルが起こらないように、釣り師もルールを知っておかなくてはなりません。と言うお話でした。
このルールはスポーツのルールと違い、法律、規則、条例がほとんどですので、違反したら犯罪になってしまうケースもあるという、ちょっと難しい話もありました。

魚は無主物ですが、貝やエビは違うので漁業権が存在する場所で一般人が獲ると密漁になってしまいます。
 また母川回帰したサケは獲ってはいけないと言うのは水産資源保護法と言う法律でした。
 海水域での撒きエサの禁止は、県によって異なる条例であることも学びました。



後半は淡水域(内水面)の漁協の運営話や、釣り師から寄せられる苦情、また漁協から釣り師への苦情などの実例をお話いただいて、みなさん「うんうん」と頷きながら、聞いていました。
東京都では玉網で魚を取る俗称ガサガサは禁止されていることを知ってましたか??

質疑応答でも、「これからの日本の釣りはどうなるのか?」など、結構深~い話にもなって、あっという間の2時間でした。

みなさん、本日は非常に寒い中、ご訪学本当にありがとうございました。

参加者は、高校生、お寿司屋さん、歯医者さん、釣り具メーカーをリタイヤされた方、釣ガールさんなど様々な方々でした。

この日、大学のすぐ隣のスポーツ報知の取材がありました。
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2011年2月7日(月)サケのお話


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2011年最初のフィッシングカレッジのタイトルは「サケの話」です。

パンフレットに挟み込みの案内では3月の予定でしたが、2月予定の講師の方とのスケジュール調整で、交代しました。

サケと言えば井田斉先生、そしてその弟子の奥山文弥「サケマス魚類のわかる本」でタッグを組み、最強のコンビと自画自賛しています。
前座は「サケ釣りの話」です。欧米では盛んなサーモンフィシングですが、日本では水産資源保護法という法律で、釣り人はサケ釣りができません。
そこで釣獲調査という形で釣りが可能になりましたが、、、、。

本場と比較すると「これでいいのか?」結構疑問点も多い日本のサケ釣りもお話をしました。

そんな中で東京から最も近い福島県の木戸川では限られた範囲で、漁協が結構努力をして、参加者を楽しませていると言う実例もお話しました。
 遡上が多い時はいいのですが、少ない時は釣れないから大変ですが、彼らはそれを克服しているように感じました。



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そして井田先生の「日本のサケが危ない。」という話は、まず井田先生がパラオで発見した昔ウナギという魚を紹介し、魚の分類について説明しました。

サケの仲間がどのように分化して今の種類になったのかという話は興味深かったです。

日本人が天然のサケ、つまりシロザケを食べなくなり輸入の養殖ばかり食べてるようにありましたが、それを続けているとどうなるのか?
採卵して稚魚を放流していることからすれば純天然魚ではありませんが、放流すれば北洋で成長して帰ってくるサケの生態を見直し、食料としての価値感を高め、そしてその生きざまを人間の生活にも学ぼうではないかという話になりました。

生き様と言えば、今年から少年サンデー超増刊号(月刊)でベニザケを主人公にした「クリムゾンズ」~紅き冒険者たち~が連載開始になりました。

 その作者菅野孝典さんも聴講者として参加してくれました。
IMG_2480.jpg菅野さん(左)のサプライズなご挨拶

IMG_2485.jpg受付嬢・市村さんもサインをもらって大喜び。


日本人はサケのことを好きなはずです。
 見直して、食の対象、森と海を繋ぐ生態学の対象、そして釣りの対象として盛り上げていこうではありませんか?






フィッシングカレッジ2010年

2010年度のレポートはこちらからご覧ください。

2010年12月13日(月)ワカサギの科学

講師・工藤貴史(東京海洋大学・海洋政策文化学科准教授)

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冬はワカサギの話を聞く。このテーマが定着して3年目になります。今回もワカサギ博士の工藤先生に講義をしていただきました。

ワカサギのルーツ、学名の変遷、移植の歴史など、ワカサギの基礎知識から、ワカサギの人口種苗生産の合理的な方法までを教えてくれました。

この方法で、箱根の芦ノ湖では、よそから卵を購入するのを止めて、芦ノ湖の親魚から、自然ふ化の仔魚を得ることに成功したそうです。

 そしてワカサギ漁業の大きな目的の一つに遊魚利用があります。
ワカサギは獲って売るよりも、遊漁料収入のほうが漁業者にとって安定しているとか、、、、。

 ワカサギファンは年々増えています。その理由の一つに、凝った釣り具にハマる人の増加。ワカサギは小さな魚なので釣り具に強度を求めないため、ハンドメイドで釣り具を制作することが簡単にできるんです。
 そして 小型電動リール付き竿の普及により、簡単なワカサギ釣りがさらに簡単になったことも。

 山中湖ではドーム船の登場でより初心者が入門しやすくなりました。 
 ワカサギ釣り=氷=寒いと言う構図を覆したのです。

 ドーム船に関しては釣行会のレポートをご覧ください。

工藤先生は、魚類の生態よりも、魚が、人そしてその水辺との関わり合いを研究しています。

 ワカサギの生態のみならず、魚がどう利用されているのかを教えてくださった楽しい授業でした。

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2010年11月15日(月)海の環境改善と私たちの水辺


講師・榎本茂(認定NPO法人海塾・代表理事)

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 芝浦運河周辺の環境に関して榎本先生にはフィッシングカレッジで何度も講義をしていただいています。

 もっとも身近な海を知ること、そしてそこへの環境負荷を減らすことは、私たち地球上で生活する人間のことして最も重要なことだと考えているからです。

 とりわけ東京港の水はほぼ生活排水であることから、日ごろ、カロリーの少ない食事をしたり、とぎ汁の出ない無洗米を食べたり、食べ残しをしない食育をしたりすることが重要なのことは、分かっているけれどなかなかできないものです。
 それを何度も繰り返し聞くことにより、実行に移していくことが大切なのです。

 また今回はブルーカーボンと言う、CO²の吸収を海洋生物がしていることを認識し、その生物たちが生活しやすい海作りをしようと言う活動の説明もありました。
海と言っても沖合いではありません。
 二酸化炭素を吸収する、海藻などの植物系の生物は、ほとんどが沿岸に集中しているのです。
 ここで榎本先生は、日本の海岸線の延長
距離が3万5千Kmという先進国では優位な長さを誇ることを前提に、つまり日本はブルーカーボンに有利な存在だと言う説明の後に、今話題の尖閣諸島や北方四島を領土問題だけではなく、ブルーカーボンとしても絶対に必要なのだと言うお話をされていました。

さて榎本さんと言えばシーバス釣りの世界でも、有名です。世界的に有名なラパラと言うルアーメーカーのプロスタッフでもあります。

 今回は、こんな大型魚が東京港、東京湾に多い理由を解説した後、映像を見せていただき、水中でのシーバスの捕食行動について非常に面白い話をしていただきました。
この映像は
YOU TUBEにアップされてますからぜひご覧ください。


さて質問コーナーではちょっと熱い話がありました。


海への海水負荷を軽減させるために、水道水を使用する量は少ないほうがいいのですが、コスト的に考えるとどうなのでしょうか?

漠然として分かりませんね。

つまり、リサイクルを推奨されてるビニールパックを洗う場合、例えばインスタントラーメンのパックならそのまま出せますが、油が付いているものは洗わなくてはなりませんね。このパックをリサイクルする価値と、洗う時に使う水の量とどちらが価値があるのかと言うことなのです。
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 榎本さんからの答はこうでした。燃やして熱エネルギーに変えていく方向があり、それを発電に使ったり、水を沸かしてお湯にしたりして利用されていると。

 価値ではなく、海を汚さないという意味では、水を大切にしましょうと言うことでした。

 食器についた油脂は拭き取れば、洗う水の量は激減していいですよと。

榎本さんの海塾の活動、およびブルーカーボンについて詳しい情報は

海塾のホームページをご参照ください。






2110年10月4日(月)魚の行動に及ぼす光と餌

講師・竹内俊郎(東京海洋大学教授・理事・副学長)

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 フィッシングカレッジは第60回目を迎えました。記念すべき講義は、本学副学長竹内先生の養殖の話でした。

世界の人口は2006年度で67億人ですが、増え続けると2050年には92億人ぐらいになるだろうという予想です。特にアジアの人口の伸び率は高いと言われています。
当然世界の水産物の需要も増えますので養殖の発達は必然となるのです。

 養殖をするためにはどのように水域の環境を維持して行くかも大切です。

竹内先生はこれまでの養殖方法とこれからの養殖法を紹介してくれました。

中でもクロマグロの完全養殖、あるいはヨコワと呼ばれる幼魚を捕獲して生簀で畜養する方法などには聴講生の皆さんは興味を持ったようです。

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天然魚では4歳で36kg前後であるのに対し、畜養魚では100kgになってしまうのですよ。

淡水魚ではアユを例に、天然アユと養殖アユのたんぱく質や、脂質の違いの説明があり、なぜ味が違うのか納得行きました。

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 また本学で行われている「サバにマグロを産ませる。」研究の話では、サバに産ませたマグロを完全な陸上養殖に用いたり、あるいは天然海域で養殖ロボットがマグロを引き連れて育成するという放牧のような方法もあることを資料で示していただきました。

 さて、魚の光に対する反応や、エサの中に魚の必要な成分を混ぜることによって魚の飼育効率を上げるという実験の様々な映像は、参加しなかった方々には申し訳ありませんが、観たもん得でした。無重力で光を当て魚がどんな反応をするのか、また何色に光を当てると魚の食欲が湧くのかなどなど、釣りをする私たちにとっては興味津津の内容でした。

 将来的には有人火星探査機に、新しい養殖システムを取り入れ、宇宙飛行士がいつでも新鮮なたんぱく質を得られるという方法にもつながるということで、単に「魚の養殖」というお話のみではなく、「科学のちから」を教えていただいたと思います。





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参加者の方から60回お祝の花束をいただきました。ありがとうございます。


次回は11月15日(月)
芝浦運河をきれいにするお話と東京湾のゲームフィッシュ、シーバスについても解説いたします。




2010年9月13日(月)カツオで健康になる話

講師・矢澤一良(ヤザワ・カズナガ 東京海洋大学教授)

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 最近「旬」という言葉が忘れられていませんか?
 保存技術が向上し、いつでも食べたちと気に食べたい食材が手に入るという状態になっているからでしょうか。
 いいことなのか、悪いことなのか?、、、、、。
毎年9月には矢澤先生のカツオで健康になるとうお話を聞いていますが、9月は戻りカツオの旬だからです。
 そしてそのカツオは私たちの健康に非常にいいのです。
おそらくほとんどの方々が、釣りをイメージする時、コイやフナ(ギンブナ)、あるいは渓流、海釣りにおいてもカレイやキス、アジ、サバ(マコガレイ、シロギス、マアジ、マサバ)を連想します。
 釣りを始めたころ、まさか自分がカツオを釣るなんて夢にも思っていませんでした。あれはプロの世界だと。
 実際、カツオ釣りを始めると、健康にいいっていうカツオは、どういいのか?を知りたくなりました。
 そんな時出会ったのが、矢澤先生の「カツオで体がよみがえる」という本でした。
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いきなり「DHAとは?」という本なら手もつけなかったのでしょうけれどこの本なら、、、。と思ったわけです。

 今回も、矢澤先生から直接お話が聞けるわけですが、毎年やっているのでこれで4回目。もちろんその内容は、「サバがマグロを産む日」(つり人社刊)にも出てきます。 毎年聞いていても毎回新鮮な気持ちでいられるのは、もしかしたら年をとったからかも知れませんね(笑)
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カツオには様々な栄養がありますが、特にDHAが多いのは眼窩脂肪と呼ばれる目玉を支える周りの脂肪です。1尾から本の僅かしか取れませんが、DHA含有率43%。これはスゴイ数値です。

また最近矢澤先生が着目しているのは、サケのアンセリンとアスタキサンチンです。老化防止作用と、抗酸化作用、疲労回復作用があるとして「サケを食べましょう。」というお話でした。

サケに関してはさまざまな研究、(生態、分類、栄養)がなされていますが、北洋を回遊して日本に戻ってくる天然ものはあまり食べないで、養殖物を食べる傾向にあります。
天然ものは中国を介して加工され、ヨーロッパへ輸出されたり、また一部は日本に戻っています。これでは旬はなくなってしまいますね。

矢澤先生は天然と養殖なら天然がいいとおっしゃっていました。養殖物はコストを下げるためにいい餌を使っていないからだと。天然ものは自らDHAを多く含む餌をとるので、バランスが取れ、それを食べた人間の健康にもいいのだということです。
もっとも、サケに関してはいい餌を与えてより天然に近いあるいは天然以上に脂の乗った魚もいます。しかし要注意、乗りすぎた脂は、DHAやEPAなど不飽和脂肪酸ではなく、ラードなどの飽和脂肪酸なのです。

講義に来た方はそのあたりをじっくりと聴いているのでおわかりいただけましたよね。

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次回は魚の養殖のお話です。
獲る漁業から作る漁業へ、最新技術はどうなっているのでしょうか?

本学副学長、竹内俊郎先生が講義いたします。











2010年8月9日(月) 素晴らしい海、相模湾の魚類と定置網漁法

講師・石戸谷博範(神奈川県水産技術センター相模湾試験場)


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 今年もマグロが跳ねている、ワラサが跳ねている、などなど、釣りのニュースとしては様々な朗報を産んでいる相模湾。
 実は水産王国の日本の中でも有数の豊かな海であることはあまり知られていません。何と1300種類の水産生物がいるのです。エビやカニだけでも350種です。
 東京都民からすればもっとも近い海、神奈川県民からだと目の前の海に、ですよ。
 今回はその魅力を相模湾の魚類と海を知り尽くした男、石戸谷さんにお話していただきました。
 その昔、相模湾の東、米神海岸付近の定置網では、10kgを超えるブリが大漁だったこと、その貴重なVTRも見せていただきました。近年それが取れなくなった原因はなんなのでしょうか?1955年ごろは年間60万尾、今は500尾ですからその差は歴然ですね。

 相模湾のみならず、漁法はたくさんあるのになぜ定置網なのか?という話題もそそられました。
 定置網は設置したら待つだけ。魚を捕獲するためにエネルギーを必要としないエコな漁法です。この漁法ですと、海に負荷が掛からないのですが、入れておくだけではだめなんですね。
 メンテナンスをかなり必要とします。網への付着物も多いので頻繁に掃除をしなければなりません。聞けば10日に一回だそうです。

 また急潮と呼ばれる突発的な早い潮の流れで定置網が壊れてしまうことなど、私たちの日常生活では入ってこないニュースや、潮の流れで定置網にどれだけの圧力が掛かっているのかというお話をも、試験場に作られた模型を使った実験を元にした話を聞かせていただきました。
 以前は漁業者が高齢化し、漁業存続の危機に立たされていたことが、今では20代~30代の若者が漁業従事しているとのことで、港にも活気がみなぎるようになったという明るい話題もありました。
 昔より漁獲が減った相模湾ですが、その主な原因は、乱獲以外に、陸水が断たれたことにあるのではないかという考察がありました。
 相模川で取水された水は横浜、川崎へ導水され、処理水は東京湾に流れているとのことです。
「山が海を育てる」ということはもはや周知のとおりですが、山の栄養が海に入らなくなってしまっているのです。
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 富山の漁師の言い伝えでは「橅一本、鰤線本」と言うほど、山の豊かで栄養のある水が海に幸をもたらすと。
 また川からも砂利の補給がなくなり、それまで小田原地方にあった砂浜も後退してしまったそうです。そういえば西湘バイパスの目の前は海ですが、あの道路の前に100mほどの浜があったそうです。
 この問題解決には相当の時間がかかりそうですね。

 前座では、相模湾の沖へ出ないと、つまり相模灘に回遊するカツオや、シイラ、そして今年も現れた大型マグロについてお話しました。

 クロマグロが激減しているという中、メジと呼ばれる小型マグロを獲ったり釣ったりしています。このメジを保護すれば、相模湾でなくても大型クロマグロがもっと多く取れるようになるのではないでしょうか?という話題に、聴講生のみなさんは興味を持っておられました。

 釣り師も我慢をして50cm以下のメジを禁漁にすれば、未来の食料資源は確保できるのではないかと、、、、。

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石戸谷さんの地元、小田原には古くから水産加工業を営む「鈴廣」があります。

小田原と言えばかまぼこ、かまぼこと言えば鈴廣というほど有名な会社です。この鈴廣がマリンサプリとして「サカナのちから」を発売しました。
かまぼこは白身魚を水さらしし、削いで、練って、板に張り付けたものです。しかしこのサカナのちからは、そのかまぼこの原料を乾燥させ粉末にしたものを固めたものです。つまり、かまぼこの錠剤です。
 アミノ酸になる前のペプチドがたくさん含まれていて体に入るとアミノ酸に分解されます。
この飲むかまぼこ「サカナのちから」のサンプルが本日の聴講生全員に配られました。ぜひお試しください。

 ちなみに私は魚を食べない日に飲んでいます。
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2010年7月12日(月)癒しの魚、キンギョの話。

講師・岡本信明(東京海洋大学教授)海洋生物資源学科・生物生産学講座

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夏はやっぱりキンギョでしょ!というキャッチフレーズで毎年7月に講義をお願いしている岡本信明先生です。
 岡本先生は「明るく、楽しく、粘り強く」をモットーに、学生とともに歩んでいきたいというポリシーを持って研究、教育に力を注いでいる方です。
 愛知県出身で、子供の頃は魚釣りに夢中になり、たくさんの自然経験を経たうえでの魚に対する思い入れは、並みならぬものです。
 その中でハマった魚がキンギョ。
キンギョのルーツはフナです。約1700年前に中国のジイというフナが突然変異して生まれてきたものを品種交配して、今日の様々な形が出来上がった魚です。日本のキンギョすべてがジイと以前師が一致するのだそうです。

 さて今は庶民的になったキンギョですが、昔はお金持ちが飼っていたそうです超マニアな方々の中では、品評会で高得点を取るようなキンギョはもちろん高値で取引されているようですが、、、。

 キンギョの飼育は簡単で、容器が決め手。もともと水槽で飼って横から見る魚ではなく、洗面器のような器で上から見るのが楽しい魚です。近年はエアーポンプを使うのが当たり前ですが、広くて浅い容器で買うと、キンギョが泳ぎまわるだけでも、酸素の溶け具合がよく、エアーポンプなしでも、それほど頻繁に水替えしなくてもいいそうです。
 キンギョはエアーポンプなしで飼う。これがまず基本ということですね。また水道水を使う場合はカルキ抜きがなくても、ビタミンCが入ったレモン味のキャンディを溶かせばいいというお話も聞きました。
 また病気に対して抵抗力をつけるために塩水を使うなど、結構強い魚、キンギョというイメージもアピールされていました。

20100712TFC 026.jpg本学への入学希望の高校生、岡本先生から著書「キンギョ}をいただいてご満悦。

 そして今回の講義のハイライトは、キンギョの配布。学生の冨澤輝樹クンが孵化させた朱文金(シュブンキン)の生後3週間の稚魚を、参加者みんなに配布。マツモもいっしょに配って、みなさん大喜びでした。
 このアイデアいいですね。来年からも年中行事にしたいです。
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前座では、奥山が地球温暖化と川の水温の上昇の関係、放流された熱帯魚の生き残りについてお話しました。

キンギョは釣りの対象魚ではありませんが、釣り魚と同じく身近な存在の魚です。海や川に対象魚への思いをはせるのもいいのですが、ご自宅にキンギョを飼い、その動きを見て魚という生物をしみじみと観察し、そして癒される。そんな余裕も必要なのではないでしょうか?
 魚を飼うと愛情が湧き、今度は川で釣った魚をリリースする時、極力丁寧に扱ったりして、、、、。そんな釣り師が増えてほしいです。

次回の講座は8月9日です。








2010年6月14日(月)人間が錯乱した内水面と、外来魚 

講師・加藤憲司 (東京都島しょ農林水産総合センター)
    奥山文弥(東京海洋大学客員教授)

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講師の加藤憲司さんは、海洋大卒業生です。初年の頃から釣りキチで、魚を勉強し、仕事も魚の研究をしています。今では東京都島しょ農林水産総合センターと呼ばれていますか、もとは東京都水産試験場です。
 東京都には試験場が5か所あり、多摩川上流の奥多摩、東京湾岸の竹芝、大島、八丈島、そして小笠原父島にあります。加藤さんは八丈島以外の4か所に勤務し、今は奥多摩いり川のお魚センターにいらっしゃいます。
 海の研究にも深くかかわった加藤さんですが、内水面の魚類び研究家として有名です。
 著書も多いのですが、「よみがえれふるさとの魚たち(リベルタ出版)」は素晴らしい本です。
 今回は、人間が錯乱し続けた内水面、つまり河川や湖沼で生きる魚の生態、外来魚の影響についてお話を聞きました。
 まずニジマスというポピュラーな魚が実は外来魚であったこと、この魚を増殖目的で、各地の河川に放流したけれど、定着しなかったなしから始まり、なぜそうなったのか、という理由までが興味深かったです。
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 また水産の立場から言うと、魚を増やす目的で放流することはとてもいいことなのだけれど、それは漁協などの認可で行われるべきものだということ。オオクチバスやブルーギルは許可を受けないで、あるいは地元の合意を受けないで放流したものだから、よろしくありませんということ。
 今後、内水面の川を維持するために守る、再生するなどの行動は、専門家だけでなく、地域社会や行政、経済と広く合意して考えていきべきだという提案もありました。
 あっという間の2時間でした。加藤さんにはまたいつか今度は海の魚のお話も聞きたいものです。

20100614TFC 016.jpg加藤さんの著書を手にする参加者

前座は奥山がビオトープ作りの話をしました。ほとんど死にかけていた羽村市立小作台小学校の池を家族で掃除し、群馬県館林市郊外の岡部沼産のアシやスイレン、そしてメダカを移植したというお話です。
関連はコチラをどうぞ。

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2010年5月17日(月) 水圏環境リテラシーの必要性・フライフィッシングの話

講師・佐々木剛(東京海洋大学准教授)
    奥山文弥(東京海洋大学客員教授)


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もはや人の生活と水が切り離せないことは、すべての人がよく知っていることです。飲むために必要な水だけではなく、地球を構成する海洋環境の元として私たちは理解していなければなりません。

海洋環境リテラシーとは、水辺に対する総合的な理解力を深め、そしてそれを伝えていくことです。

 今回も、東京海洋大学 海洋リテラシー推進部門 水圏環境教育学研究室の佐々木剛先生が、実際に各地で行われている水辺教育の具体例をあげながら解説してくれました。
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 研究室の和木美玲さんが主導して、グループに分かれ、海苔の同定するという机上実習を行ってくれました。

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水圏環境リテラシーは私が大学内で所属する産学・地域連携推進機構の水圏環境リテラシー部門というところでもやっています。
フィッシング・カレッジはその一部所です。

つまり釣りを通じで見すべ環境に興味を深め、それを理解し、伝えていくのがフィッシングカレッジの役目なのです。

リテラシーに関しての詳しい情報は佐々木先生のブログを真剣に読んでいただくと分かります。ぜひとも下記のブログをお読みください。

佐々木先生のブログはこちら。
ワカサギ博士のブログ

 前座では奥山がリテラシー教育に最適なフライフィッシングがなぜ日本人には受け入れられにくいのだろう?という話をしました。

 国民性として?かっこ付け師?セレブ?難しすぎ?日本の国土にフライが合わない?疑問点はいっぱいありますが、フライの市場も小さく、「販売して仕事にする」業者が、本当の面白さを教えることをしていないのではないかとも考えられます。
釣ったらエライという国民的な考えがあるのなかで、フライフィッシングという簡単に釣れない特殊な釣りでその教育方針を確立するには、あまりにもマニアック過ぎて、教える側も手が出ないと言ったところでしょうか???
フライフィッシングに関しては奥山文弥のブログでも度々紹介しています。

ぜひご覧ください。
奥山文弥のフィッシング・カレッジ

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2010年4月12日(月)釣りエサの科学

講師・長岡寛(マルキユー株式会社企画部・次長)

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おそらく釣りエサの成分や機能について語らせたらこの人の右に出る人はいないと思われるほど、知識や経験が豊富な長岡さんに登場願いました。

今回から講座が始まる前に奥山客員教授が前座として20分ぐらい、最近の状況などを話しました。

 今回の話題は春休みの家族旅行で、釣ったキメジを泳がせて長男がカジキを釣ったという驚きの体験、そして多摩川に遡上中のマルタ(俗称マルタウグイ)の産卵行動とゲームフィッシュの対象としての素晴らしさ、多摩川の水質改善についての話をしました。

 長岡さんのお話は、面白くて語りつくせないほどのものでした。
一例をあげるとプランクトン食のヘラブナが、なぜネリエサに食いつくのだろうかという話や、クロダイを引き寄せるフェロモン効果など。
 魚が反応しやすいアミノ酸の話も驚きでした。魚種によって反応した水アミノ酸の種類が違うことも。
 ここで詳しく説明したら一冊の本が出来上がってしまうほどの内容でした。
 マルキユーという釣りエサのトップメーカーに勤務し、日本中を釣り歩いた長岡さんの話では、メーカーとしての責任がただ釣れるだけでなく、環境についても配慮するところにあるとのこと。プラスティックワームの生分解性の必要性も訴えていました。

 昨年もお話いただきましたが、年を追うごとにパワーアップされ、参加者からは質問攻めにあっていました。

皆さんも大学に来て釣りにまつわる自然科学のお話に耳を傾けませんか?

次回は5月17日(月)水圏環境リテラシーのお話です。

講師は佐々木剛准教授です。

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2010年3月8日(月)サケ科魚類の現状と未来・日本のサケ釣り

講師・井田斉(北里大学名誉教授) 奥山文弥

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「サバがマグロを生む日」という本のなかでもサケを語ってくれている井田先生にお話をいただきました。

 まずは地球規模の海洋深層水の上昇によって栄養価の高い海水がベーリング海周辺に湧きあがるので、そこは豊かな寒い海となり、そこで生活するサケの成長を促しているというお話から、地球温暖化などの環境面の話をしみじみと聞きました。

 サケの味は?  と聞かれて

ノルウエーサーモンやチリのギンザケの赤身で脂がコッテリ乗った味を思い出す人がほとんどでではないでしょうか?

 旬を知らない。

ほどよい脂のサケの味を知らない人が多いと嘆いていらっしゃいました。

サケの魚肉にはDHAやEPAが多く含まれており、老化防止とも言える抗酸化機能を持ったアスタキサンチンも含まれているので、ぜひともみなさん食べてくださいと言うことでした。

極力、国産物を食べましょうという井田先生でした。

 サケ釣りの話は、井田先生の話で、サケが売れなくなった理由から来ているものです。。輸入品に圧倒されて国内で捕獲されたサケを食べなくなってきているので売れないそうです。これではふ化事業の予算が取れないですね。
 そこでサケを調査という有効利用で、調査員をお手伝いいただく釣り師から調査参加費をいただいて、というのが、釣獲調査の根底です。

水産資源保護法によって

サケの捕獲を禁じられています

そのため日本国内での川のサケ釣りは出来ませんでした。
サーモンフィッシングを楽しむためにはアラスカやカナダへ行くしかなかったのです。
 それが1995年に北海道の標津町、忠類川が釣獲調査という形でサケ釣りを可能にしたのです。

 私はこの年、トゥナイトⅡという深夜番組の取材で忠類川に、山本晋也監督と一緒に行きました。

 調査員として調査に参加するという形でしか釣りは出来ませんが、サケ釣りが可能になっただけでもとっても進歩したと言えます。
 まだまだ本場のスポーツフィッシングには程遠いですが、、、、。でもそのうち。
 サケという水産資源の利用法は、現地の漁協の采配に掛かっています。
 漁協の運営方法に期待しましょう。

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2010年2月8日(月)日本の釣りの規則

講師・山崎雄一郎 水産庁釣り人専門官

20100208フィッシングカレッジ 013.jpg2010年の最初の講座は日本の釣りのルールについてのお話です。水産庁から山崎釣り専門官にお越しいただき話を聞きました。
 皆さんは海や川で、釣りをする時、そこにどんなルールがあるのか知った上で行っていますか?ほとんどの方が
「え?釣りに規則があるの?」と驚かれます。
「ゴミを捨てなきゃいいんでしょ?」
「周りに迷惑をかけなければ、、、。」
というのは規則でなくてマナーです。
規則とは、守られない場合、罰則もあるというものです。

その中には漁業法、水産資源保護法、漁業調整規則、遊漁規則などがあります。
今回はそれはどんなものかを山崎さんが教えてくれました。

 例えば、遊漁者(釣り人)が使ってよい漁具漁法、つまり釣り具や釣り方ですね。これを定めたり、採捕(釣る)できる大きさの規則があります。また外来魚(ブラックバスやブルーギルなど)の移植禁止なども規定されています。


 内水面(河川や湖など)で第5種共同漁業権の免許を受けている漁協は都道府県知事の認可を受けて漁業権対象魚種(ワカサギ、アユ、ヤマメ、コイ、フナ、ウグイなど)に遊漁規則を設定しています。
 この中には遊漁料、遊漁期間などが定められていますから、遊漁者は、釣りをするために遊漁料を払わなくてはいけません。
「え?タダじゃないの?」
そうです。タダではないのです。ただし、漁協によっては小学生以下無料などなど、地域によって遊漁規則が異なることもあります。

河川に遡上したサケは特別な場合を除き採捕してはならないという法律があるために「漁業権対象魚じゃないから釣ってもいいんだ」というのは間違いになります。

海釣りに使う撒き餌も、OKの県と、禁止の県があり、OKだとしてもイワシのミンチはいいけれどオキアミはダメとか細かく規定されているのです。

都道府県によって内容が異なりますので詳細についてはインターネットの利用や、都道府県の水産部局にお問い合わせください。とのことでした。

釣りも大好きという山崎さんのお話は非常に面白く、ぐいぐいと引きつけられていく内容でした。

20100208フィッシングカレッジ 017.jpg写真のキャプションを入力します。最後の質問コーナーでは、ブラックバスの漁業権や、遊漁券購入の協力依頼のお話などで、熱く盛り上がりました。
 内水面の遊漁券は、漁協本部で売っていたり、湖や池ではボート屋さんが扱っていたり、あるいはコンビニで扱ってしたりします。しかしどこで買えばいいのかわからない場合は巡回している組合の販売員(監視)から購入するという手もあります。販売所を設定していない漁協では、現場売り割増手数料を徴収しないところもあるんです。
 そんな釣り場で「監視員が来なかったら買わなくてもいいのでしょうか?」という質問には「仕方ないですね」というお答えでした。


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過去の講座をピックアップしてまとめた本もあります。

「サバがマグロを生む日」つり人社刊
どうぞよろしくお願いいたします。

海洋大学生協の書籍コーナーにロングセラーとして紹介されています。


2009年のレポート

2009年のレポートはこの並びからご覧ください。

2009年12月9日(月)ワカサギについて

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 漁業と遊漁の関係について詳しい、海洋政策文化学科の工藤貴史准教授にワカサギについて、お話していただきました。

 まずは生態の話、ワカサギのルーツや以前はサケの仲間と言われていたのに、分類が変わったことの話は興味深かったです。
 またワカサギの増殖には、自然産卵のみならず、漁業組合の努力が欠かせないことも。そしてワカサギも本来いなかった湖に、網走湖や、諏訪湖産がたくさん放流され、それがまた各地の漁協で増殖されているという話も聞きました。
 さらに冬になるとワカサギ釣りは盛んに行われますが、それは釣りをしていただくために漁協が放流しているから成り立ちもので、放流をやめてしまったらこんなには釣れないのだということには参加者一同驚きを隠せませんでした。

 そして食用として鮮魚コーナーで売られているワカサギのほとんどが、中国産であること。日本から中国へ移植され、中国の湖で盛んに増殖されているのがワカサギなのだというお話でした。
 ワカサギの勉強をした後、釣行会では山中湖にワカサギ釣りに行きます。

20091207TFC 016.jpgワカサギの抱卵数の変化について講義中の工藤先生。



2009年11月9日(月)東京港と東京湾スズキと環境 榎本茂 奥山文弥

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芝浦運河再生プロジェクトでおなじみの榎本茂さんに、今日は東京港の環境の話と、そこに生息するシーバス(スズキ)の話をしていただきました。
東京港の海はほとんどが運河の水、運河の水の主成分は私たちの生活処理水です。隅田川、多摩川、荒川から流れ込む水の70%が処理水です。
つまりほぼ人工海水で成り立っているようなものです。
しかしそこには独特の生態系が出来上がっていて、微生物やそれを食べる小魚などの食物連鎖が出来上がっていて、その頂点に君臨するのはスズキです。スズキは江戸前魚としては超高級魚なのです。
そのスズキと水の話を大変興味深く聞かせていただきました。榎本さんが運営するNPO法人海塾は、地域住民や東京都港湾局と連携し、日々、ベイエリアの環境浄化、維持に力を注いでいます。
その結果、水辺を親しむ一番のレクリエーションとして釣りが成立することを教えてくれたのです。
20091109TFC榎本 012.jpg今夜は満席でした。

第2部では榎本&奥山で東京湾シーバストーク。なぜニセモノノ餌であるルアーでスズキが釣れるのか、色は関係するのか?フックの位置と数は?
なぜショートバイトと言われている現象が起こるのか?ショートバイトは本当にあるのか?ではあのアワセは、、、、。などなど。
シーバス釣りに興味のある方はきっと熱くなったことでしょう。

釣行会では15日(日)に深川吉野屋から遊漁船をチャーターして東京湾に繰り出します。

次回はワカサギのお話です。

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2009年10月5日(月)水産物の流通 大竹正明  市村裕美子

20091005TFC 019.jpg今回の講座は、会議形式で行いました。
 いつも食卓に並ぶ魚介類は、どのようにして運ばれてくるのだろうというお話をお二方から聞きました。

20091005TFC 014.jpg大竹正明さん。

 第1部では、大都魚類株式会社取締役の大竹さんが、「市場(しじょう)」というのは何か?商売の仕組みを放してくれました。
どうやって魚の値段が決まっていくのか?
 定価が決まっている商品に市場はいらない。決まっていないものに値段をつけるのが市場だと。規格品ではないから供給が不安定、だから価格も変動すると。
 また一例で1尾1000円になった魚があったとして誰が何パーセント取り分があるのかなどというお話は非常に興味深く、参加者の皆さんがシーンとなって聞き入っていました。
 その他、セリの戦術など、フィッシングカレッジならではの「ここだけよ」というお話も聞けて非常に面白かったです。
20091005TFC 028.jpgいつも受付を手伝ってくれていた市村さんの講義。
 2部はスーパーのお魚コーナーで販売員をしている市村さんのお話でした。
 魚が発泡スチロールに入れられて運ばれ、中で捌いて(加工して)パックに詰めて、、、。ほんとに新鮮な旬の魚が売りさばかれている様子を聞かせてくれました。
 両氏の話を聞いていて、「魚が食べたくなりました。」

釣った魚が新鮮でいいというのは釣り師の特権ですが、いつも釣れるとは限らないし、釣りの魚は種類が限られます。

やはり結構のためにもという意味も含め、みんなで魚を食べましょう。出来れば輸入品に頼らず、日本で獲れた魚を。
 そうすれば水産関係の人も潤って、経済に貢献することもできますよね。








2009年9月7日(月) カツオで健康になる  矢澤一良

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 魚を食べると私たちの健康に大変良い。という話はよく聞きますが、ではどういいのでしょうか?というお話を矢澤一良(やざわかずなが)先生から伺いました。とりわけ、有名なDHA(ドコサヘキサエン酸)やEPA(エイコサペンタエン酸)はカツオやマグロ、サンマなど、青物に多く含まれていて、特にカツオの頭部には大量のDHAが含まれているそうです。

 人の肥満、骨粗鬆症、血栓、認知症の話に触れ、魚の持つ栄養素(マリンビタミン)を多くとれば、それを防ぐことができるいう予防医学のお話も聞きました。

 また最近注目されているサケ科魚類の赤身。これにはアスタキサンチン、アンセリンという成分が含まれていて、抗酸化力があり、疲労回復、そして紫外線による肌へのダメージ回復にいいそうです。
魚類の中でもサケは特別に抗酸化作用が強いそうです。
 この赤身は、赤とも、オレンジともピンクともいえる鮮やかな色で、サーモンピンクという色もあるほどです。あ、あの色かと見たことがある方も多いことでしょう。

20090907TFC 021.jpg熱心に聞き入る参加者

 質疑応答の時間になると女性からの質問が多く出たのも興味深いことです。

 矢澤先生のカツオの話はサバがマグロを産む日、にも掲載されています。


20090907TFC 039.jpg手前のマグロの頭は何? 矢澤先生が持って来てくれた、頭部模型でした。
 第2部では奥山客員教授が昨今の相模湾に出現するカツオの実態と、それを釣ろうという話をしました。
 カツオは遠洋漁業だけの世界だと思われていただけに、こんなに身近に行えるということで、参加者の皆さんは、映像、画像を食い入るようにご覧になってました。
 今年も相模湾が豊漁である反面、カツオ漁などで有名な三陸沖や、九州では、今年は不良であるという参加者からの声も聞かれました。
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20090907TFC 030.jpg矢澤先生からプレゼントされたDHAタブレットをジャンケンポン大会でゲットした女性と記念撮影に応じる矢澤先生。



2009年8月3日 多摩川の話 山崎充啓

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 多摩川で遊ぼう。という主題で、川崎河川漁協総代の山崎充啓(みつあき)さんにお話ししていただきました。
 多摩川っていうとまだまだ水が汚れているというイメージを持つ方が多いのですが、そんなことはありません。
 ここは都民の川としては十分に浄化設備が効いて、魚たちがたくさん棲む川に戻っています。その証拠は年間1000万尾以上と言われているアユの遡上。東京湾から多摩川に天然魚が遡上するのです。
 またマルタというウグイの仲間も上ってきます。川のどこへ行っても小魚がたくさん泳いでいて、カワウに集団攻撃されて食べられていながらも、繁殖を繰り返していけるほど、生命感あふれる川なのです。
 ここでは川遊びの大切さを教えてくれましたが、大切なのは安全管理。「川はあぶない」と言われるのは増水したときなどに、無知な人たちが言ってしまうから。
 川はで楽しく遊ぶには、川の知識と安全管理が必要と山崎さんは教えてくれました。また決して一人で行かないようにと注意されていました。お父さんは釣り、子供は川遊びという場合は必ずライフジャケットをつけて遊びましょうね。とも。
 年間に多摩がの遊びをテーマに各地で講演会、そして多摩川で実習を行っている山崎さんの、川に対する情熱が伝わってきました。


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第2部は山崎さんと奥山客員教授とで多摩川トーク。二人とも美しい多摩川フォーラムのメンバーで、山崎さんは運営委員。川を愛する気持ちは人一倍です。
 アユ、マルタ、ウナギが上ってくるならば、最終的にはサクラマスが上流に上って産卵すれば、多摩川は上流と下流が本当の意味で1本になったということになるのではないかと、意識を再確認しました。
 参加者からはいつもになく質問が多く飛び出し、皆さん川への思いを強く持っていることがわかりました。



2009年7月6日 キンギョ 岡本信明

20090706TFC 002.jpgキンギョはね。金魚すくいで取ってきたら、塩水で飼って消毒しようね。 水は汲み置き3時間でいいよ。と岡本先生。

夏はやっぱり金魚でしょ。というタイトルで、海洋大のキンギョ博士、岡本信明先生に講義をしていただきました。
 この講義も早3年、サバがマグロを産む日(つり人社刊)の一筆者でもある岡本先生は、キンギョおたくというか、マニアですから、普段の講義と違った雰囲気で楽しそうにお話ししてくれました。

 キンギョの祖先はフナだということを知っていましたか?そしてキンギョを飼育して、産卵、ふ化させると突然デメキンが生まれたり、ランチュウが生まれることもあるそうです。

 これは金魚の飼育歴史の中で、突然変異という形で出来上がった、それぞれの形の遺伝子を持っているからだそうです。

 ですから素晴らしい体型のランチュウの♂♀を掛け合わせてもワキン、リュウキンが生まれることもあるそうです。

 さてもこのキンギョ特別な設備がなくても飼育できるそうで、エアポンプなしでもOK。

 ぜひキンギョを飼育して、眼で、涼しさを味わってください。

20090706TFC 010.jpg岡本先生が先日出版したその名も「金魚」成美堂出版です

岡本先生の金魚の話、詳しくは前述のサバがマグロを産む日もご一読ください。



2009年6月8日 水圏環境リテラシー 佐々木剛

今回は日本における水圏環境リテラシーのお話を海洋政策文化学科の佐々木剛先生から伺いました。

20090608TFC 018.jpg水の循環の意見を発表する参加者。左は佐々木先生

水圏環境リテラシーとは「海の総合的理解」のことを言います。リテラシー教育では海が私たちにどのような影響を与えているのか,私たちは海にどのような影響を与えているのかを理解し,責任ある行動が出来る人材育成を目指している事を説明されました。

 その後,参加者に6名ずつのグループに分かれて,水圏環境リテラシーは日本人に必要か,というグループディスカッションを実施しました。
 参加者は、リテラシーという意味すらわからないと当惑していましたが、ディカッションを続けるうちに皆さん迫熱してきました。

詳しくは佐々木先生のブログをご覧ください。



 参加者の方々からは,水圏環境リテラシーの難しい語句が並んだものでは理解できないが,そのリテラシーを具体的に推進するラーニングサイクルについて多くの賛同のご意見が出ました
 社会人としても,ぜひ水圏環境リテラシーのリーダー養成プログラムを受講したいがどうしたらいいかという質問や,民間企業の方からも海洋大学の実施しているリテラシー教育と繋がりながら社会還元を実施したいという意見もありました。

 またフィッシングカレッジということで,釣りの探究活動としての可能性についてお話しされ、釣りはリテラシー教育にとって大変重要なツールであること。これからは,参加者皆さんによってラーニングサイクルに基づいた釣りの探究学習が実施されることを願っていると期待を込めて,カレッジを終了しました。
20090608TFC 020.jpg 参加者がグループになりラーニングサイクルとは何かを体験した。




2009年5月11日 釣りと環境 長岡寛・榎本茂

 今回の講師は、前回に引き続きマルキユー株式会社企画部次長の長岡寛さんでした。
 前回は餌のお話でしたが、今回は『釣り餌と海洋環境』という講義でした。
海をのぞきこむと油が浮いていて汚い印象を持つことがあります。釣り人の撒き餌などが環境汚染につながるのではないか、という疑念の目で見られつつ釣りをするのは気持ちのいいものではありません。
 環境にやさしい釣り餌作りへのマルキユーの取り組みについて話していただきました。マルキユーでは天然の素材を使用するなどの工夫をしている他に、三宅島など様々な環境下で餌が環境を汚しているのかを確かめる実験を行っており、その結果、海洋環境汚染の指標となるリン酸値にも大きな変化は無いこと等々を詳しく語っていただきました。
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 今回は二部構成で次にNPO法人海塾の榎本塾長から京浜港の運河の水質を良くしていくために、海塾がどのような活動をしているかや、水質を良くするために我々の日常で何ができるかなどについて語っていただきました。
 また、東京の運河でのシーバスフィッシングについて、ルアーにバイトする映像を交えつつ話していただきました。迫力のある映像に一同大興奮でした。

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2009年4月13日  釣りエサ

釣りエサの科学

20090413TFC 012.jpg今回の講師は、マルキュー株式会社企画部次長の長岡寛さんでした。
 長岡さんは、マルキューの研究室の室長として長年に渡り、釣り餌の開発をしてきました。それはすべて科学的根拠をもとに、環境に配慮した餌作りなのです。
 なぜ環境に配慮しなければならないかと言うと、水中に投げ込んだ餌はすべて、ハリに掛らなかった魚のエサとなり、あるいは水中のすべての生物に分解されないと、水を汚すことになるからです。
 また釣った魚を私たちは食べるので、釣り餌、撒き餌を食べた魚は健康的でないといけないのです。
 長岡さんはそのあたりを熱く語ってくれました。
 また、なぜこの魚にこの餌なのかというお話、興味深かったです。魚に必要なアミノ酸は人間より1種多い8種類。これを満たし、なおかつ、魚の好む臭い、味をつけて作られていくそうです。
 魚種別ににおいを感知する実験を行ったり、色に対する反応を見たり、それはそれは脱帽と言うべき実験を繰り返して作っていきます。
 フィールド実験は欠かせません。ユーザーみんながエキスパートではありませんから、腕に関係なく、餌がいいから魚が掛るという状況を作るために、今日も長岡さんは努力されているのです。

 講義室には実験用の水槽を持ちこんで、ヘラブナ釣り用のネリエサを練って、その溶け具合、沈下速度などを見せてくれました。聴講者みんなが目を丸くして見入っていました。


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2009年3月以前のレポート

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このホームページは2009年3月末開設しました。
それ以前のレポートは 奥山文弥のブログからフィッシング・カレッジのカテゴリーをご覧ください。ところどころ抜けているのはごめんなさい。


奥山文弥のブログLinkIcon

2008年度の講座

フィッシング・カレッジでは過去にこんな講座を行いました。

2008年

4月14日(月)
第1部 自律型ロボットで魚群管理 
      講師 近藤逸人(海洋大)
第2部 静を学ぶヘラブナ釣り
     講師 長岡寛(マルキュー企画部次長)

5月12日(火)
第1部 水圏環境(海洋)リテラシーのススメ。
     海を中心とする水圏環境を総合的に理解する力を身につけ 
     よう
     講師 佐々木剛(海洋大学准教授)
第2部 離島の魚類と釣り
     伊豆7島など沖合いの離島に回遊する魚類の生態とその釣 
     りの魅力
     講師 長岡寛(マルキュー企画部次長)

●6月9日(月)
第1部  海の掃除屋の話
     捨てられた魚や余ったエサは海底でどうなるのか?
     講師 東海正 (海洋大学教授)
第2部  養殖魚の有効利用
     海洋釣り堀と言う新しいスタイルの遊漁
     講師 藤原亮 (マルキュー研究室主任研究員)

●7月7日(月)
第1部  夏はやっぱりキンギョでしょ。
     人の生活に最も身近な存在のキンギョの魅力について
     講師 岡本信明(海洋大学教授 理事 副学長)

第2部  郷土の川、多摩川を守る
     多摩川をシンボルにみんなで美しい多摩作りをしましょう。
     講師 宮坂不二生(美しい多摩川フォーラム・事務局長)  

●8月4日(月)
第1部  最大哺乳類クジラの基礎知識
     海でいきなりクジラに出会ったら、あなたはどうする?
     講師 加藤秀弘(海洋大学教授)

第2部  沖合いに出てシイラを釣ろう
     相模湾に回遊するシイラは1mを越える。泳いでいるその
     姿は芸術である
     講師 奥山文弥(海洋大 客員教授)

●9月8日(月)
第1部  魚はなぜ群れるのか?
     大半の魚が群で行動する。その理由と原理を解き明かす。
     講師 有元貴文(海洋大学)

第2部  カツオで健康になる(予定)
     DHAタップリのカツオこそ日本人の魚食文化の基礎
     講師 矢澤一良(海洋大教授)

●10月6日(月)
第1部  東京湾再生計画
     生物濾過による水質改善と、運河に生息するスズキの食性
     講師 榎本茂(NPO法人海塾 塾長)

第2部   「新しい船をめざして(仮題)」
     講師 和泉 充(海洋大教授・副学長・社連センター長)

●11月10日(月)
第1部  東京湾を支える生物達
     生物層が豊かな東京湾の物質循環を探る
     講師 石井晴人(海洋大学助教) 

第2部  遊漁船業とは
     漁師が遊漁案内業に変わってしまった理由
     講師 三村達矢(マルキュー株式会社特販課 課長)

●12月8日(月)
第1部  疑似餌と水産生物の能力
     魚やイカは擬似餌(ルアー)をどう捉えているのだろうか?
     講師 稲田博史(海洋大学准教授)

第2部  東京湾シーバス(スズキ)釣りの魅力
     身近な東京湾は大物の宝庫。それは本当?
     講師 奥山文弥(海洋大学客員教授)

2009年

●1月13日(火)
第1部  ワカサギの資源と遊漁活用
     真冬の風物詩、ワカサギ釣り。漁業が困難なため遊漁へ切り替え作戦
     講師 工藤貴文(海洋大学助教)

第2部 日本のゲームフィッシュ
  多種多様な日本の釣り対象魚について
     奥山文弥(海洋大・客員教授)

●2月9日(月) 
第1部  サケ科魚類に未来はあるか
     海水温上昇で回遊に変化。日本に帰ってくるのか
     講師 井田斉(北里大学名誉教授)

第2部  ニジマスについての基礎知識
     食用?遊漁用?食生活変化の犠牲にならないために。
     講師 奥山文弥(海洋大客員教授)

●3月9日(月)
第1部 ルアーフィッシングの魅力
    ベンチャー企業を立ち上げてからメジャーになるまでの道程
    講師 伊東由樹(メガバス株式会社社長)
        奥山文弥(海洋大客員教授)



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